九州旅行2(風の丘)

d0077811_11102642.jpg九州旅行の二日目。
この日は父たっての希望で、阿蘇山の麓にある、
「風の丘 阿蘇大野勝彦美術館」へ。




本来なら由布院から阿蘇まで車で2時間の道のり。

慣れない土地での遠出に、乗り気のしない母
を宥めすかし、迷いに迷って3時間、なんとか無事
に目的地に到着。

この美術館には、農作業中の不慮の事故で両腕を
失った大野勝彦さんの作品が展示されている。

そこには魂を揺さぶられる数々の絵と言葉が私達を
待ち受けていた。

特に心に残っているのは、

「倖せは気づいた時から始まる
ほんとうは幸せなんだけど
さよならのあとに気づくの」

という詞。真っ直ぐな言葉が胸を衝く。

待ち受けていたのはそれだけではなかった。
その日は、偶然にも大野さんご本人による講演の
開催日だったのだ。

講演の中で大野さんは言った。

「両手を失って幸運だった。何故ならそのお陰で、
優しさとありがとうの気持ち
に気づくことが出来たから。」

と。

大野さんのお陰で、日頃忘れがちな、
当たり前に思っているものに対する感謝の気持ちを
思い出させて貰ったような気がする。

そう感じたのは私だけではなかったらしい。
あれだけ気乗りしなかった母も、甚く感銘を受け、
作品集7冊お買い上げ

来館した人の似顔絵を描くことも多いという大野さん。
この日も作品を購入した人ひとりひとりに似顔絵や詩
をプレゼント。

大はしゃぎの母は、厚かましくも、
父、母、私
の分はもちろんのこと、その場に居ない、
兄、兄の奥さん、兄の子
の分までリクエスト。

そんな母にも笑顔で応えてくれる大野さんは、間近で
見ると、きらきらと澄んだ力強い瞳をしていた。

ちなみに私の似顔絵に添えられた詞は、

「笑顔よし
やさしさよし
あとは自分の背中を押して」


この詞に恥じないように生きたい。そう強く想った。

美術館から出ると、阿蘇の山々を駆け抜ける心地よい
風が吹いていた。
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Commented by タツの母 at 2007-09-16 17:03 x
良い詞ですね。
miphoさんの笑顔は初めて会う人にも安心感を与える笑顔ですもんね。
きっとお母様もそうなんでしょうね。
その場に居ないみんなの似顔絵頼んじゃうなんて、良いお母さんです。
それで書いてしまうなんて、大野さんて方、心で絵を描いているんですね。
強く生きている方のコメントは、ハッと思わせる心に染みる言葉力がありますよねぇ~
今の年齢でご両親との旅行は何か違う気持ちで行きますよね。
私は一昨年母と行ったイタリア旅行で大喧嘩したけど(;^_^A
Commented by miphoant at 2007-09-16 17:17
タツの母さん、
ありがとう!昔は仏頂面で、よく強面って言われてたんだけどね(笑)

さすがにその場に居ない人の似顔絵をお願いするには無理があったの
で、兄の家族には、言葉だけ描いて頂きました。
でも、その場に居なくても、その人にぴったりの詞を描いちゃうのには、
ビックリ!まさに「心で描いている」って感じでした。

旅行行くと何故かよく喧嘩するよね。私も今回母と喧嘩したよー!
しかも「現在地から一番近いトイレの場所」について(笑)

by miphoant | 2007-09-16 11:17 | Travel | Trackback | Comments(2)

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