2007年 10月 28日
集金
いつやめようかと思いながらも、まだ継続している。
最終面の連載小説しか読んでいないにも関わらず、
きっちり月に一度、営業所のおじさんが新聞の集金
にやって来る。
今日がその日だった。
ところが、インタホンが鳴り、モニタに映るいつもの
おじさんの顔を見て思い出した。
手持ちのお金が1000円しかないことを。
平日は留守にしている私のところへ、おじさんは土日
を狙ってやって来る。それでも留守のことが多いため、
おじさんには苦労をかけている。
ただでさえ悲しげな表情なおじさんは、手持ちのお金
がないことを告げると、今にも泣き出しそうな表情
になった。
さすがに申し訳なく思った私は、
少し時間を貰えるのであれば、隣のコンビニのATMで
お金を調達して来ると提案。
ATMでの手数料を心配しつつも、私の提案に同意して
くれたおじさんをマンションの前で待たせ、猛ダッシュで
コンビニに走り、お金を下ろしておじさんの元に戻る。
そして無事マンションの前で支払い完了。
路上でお金をやり取りする姿は、まるで
いかがわしい取引
のようだったが、そんなことは気にしない。
だって、おじさんが笑顔で帰って行ったから。
by miphoant
| 2007-10-28 14:22
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